- Mizue Naka
更新日:2020年2月28日
自分自身をビジュアル化
このサイト≒わたし自身。
それをめざしてつくりました。
細かいところは割愛させていただき、
ポイントとして2つ。

1.
読みにくさ(伝わりにくさ)は意図したところでもあります。
これまで、いかに早く、
伝えたいことを伝えたいそのままに、
100人中100人近くに伝えるか、
ということはわりと検証してきました。
ある程度それをコントロールできるようになったからこそ、
伝わりやすさは「感じることと考えることを奪いやすい」とも思っています。
いま私たちの生活では
なにかの情報に、誰かがなにかを感じた痕跡がくっついて目に入る。
それによりまっさらの、まずは自分が!
どう感じるのかが衰えてる気がする。
そして、これはなんだろう?と
長く考える習慣がある人も減っていると思う。
私のサイトには、何か必要な情報を取りに来る人は訪れないでしょうし、
コーヒーとか用意して、ぼーっと眺めて「?」って
考える時間を生活のなかにつくれたら嬉しいです。
2.
もう1つ。なんで動いているか。
イメージがスライドする仕組みにしたこと。
また、静止画のロゴも輪郭のエッジが
グラデーションのようになっている部分を作ったこと。
ふだん企業のロゴをつくるように、
培った方法論でいくら作ってもしっくりこなかった。
私のこの面は出せているけど、この面は感じにくいとか。
多面性を打ち出すと決めて、印象を混在させようとつくっても、
ピタッと静止したロゴは、いま現在のわたししか反映されていない気がした。
つまりいまの私を写真で撮ったような感じで、それはその瞬間から
わたし自身から離れて2020年2月現在に置いてけぼりになるような。
生きている感じがしないような。
そのときに天気予報の降水確率を見ていて思った。
海にも雨が降るし、海のなかにも陸はつづいているけど
陸と海の境界線のかたちを日本と呼んでいて、
そのかたちで雨雲をトリミングしたものが、
降水確率なんだよな。
わたしの過去や背景を
わたしのかたち(ロゴのかたち)でトリミングすれば
それを吸収したわたし独自の景色になるし
また、エッジがグラデーションになっている部分は
地と図が流入流出するようなイメージで
わたしが日々なにを取り入れて
なにを外に出していくか、わたしの姿勢を
すこし感じさせられるのじゃないかと思った次第です。
わたしの大好きな福岡伸一さんの著書のなかでのことば
「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている
分子のゆるい「淀み」でしかない。
この流れ自体が「生きている」ということである」